その他の取り組み|林業担い手の確保と育成

栃木県林業大学校

栃木県林業大学校 概要

【写真】栃木県林業大学校の校舎外観

栃木県林業大学校は、森林や林業、木材産業を支える人材を育成するために、令和6(2024)年4月に開校した新しい施設です。母体となった林業センター研修部門を改組して誕生し、就業前の学びをしっかりと支える「長期課程」を設け、森林や木材に関する幅広い知識を体系的に学べるカリキュラムを用意しています。また、高性能林業機械の操作等に必要な資格を取得することができ、現場ですぐに活躍できる力を身につけられる点も大きな特長です。さらに公式ホームページやInstagramでは、授業の様子やオープンキャンパスなどの情報を随時発信しており、地域の林業や木材産業と密接につながりながら活動を広げています。開校して間もない学校ですが、森林資源の持続的な活用や地域の振興を担う学びの場として、今後の成長と活躍が期待されています。

開校日

令和6(2024)年4月8日

設立の経緯

栃木県では、今後増加が見込まれる森林整備に対応するため、林業の担い手となる人材の確保が求められています。
また、本県の林業を成長産業として発展させるためには、幅広い知識と技能を備えた人材を総合的に確保・育成していくことが必要です。
このため、県では令和3(2021)年1月に「栃木県林業人材確保・育成方針」を策定しました。
この方針に基づき、新たな林業経営に対応できる人材の確保・育成を進めるため、「栃木県林業人材確保・育成システム」を構築し、その中核として「栃木県林業大学校」を整備し、林業の担い手を育成していくこととしました。

【写真】整備が必要な森林の様子
【写真】林業機械による木材搬出作業の様子

教育理念

森林・林業・木材産業に関する幅広い知識と専門的な技術を備え、高い志を持って、これからの林業をリードする人材を育成し、栃木県の林業・木材産業の成長産業化に寄与します。

【写真】教室での座学講義の様子
【写真】チェーンソーを使った実習風景

課程体系

未就業者向け

①ビギナー研修課程
②就業前長期課程
③就業前単科研修課程[初級]

就業者向け

①就業後基礎研修課程[初級]
②就業後スキルアップ研修課程[中級]
③就業後スキルアップ研修課程[上級]
④現場指導者養成研修課程
⑤林業経営者育成研修課程

特長・特色

栃木県林業大学校では林業において即戦力となる人材の育成を目的に、実習重視のカリキュラムで学ぶことができるほか、栃木県の試験研究機関である「栃木県林業センター」と併設しているため、試験研究施設の見学や研究員との交流などを通じて先端技術に触れながら、森林・林業・木材産業に関する総合的な知見を得ることができます。

【写真】併設された林業センターの木材研究施設
木材研究施設(林業センター)
【写真】林業センターのエリートツリー採種園
エリートツリー採種園(林業センター)

林業経営体・機械メーカー、県内大学、国機関など、林業業界から広く講師の協力をいただき、多様な授業を受けることができます。現場実習は、県内各地の林業経営体施業地に加え、栃木県21世紀林業創造の森(鹿沼市)、高原県有林(矢板市・塩谷町)、国有林、宇都宮大学附属演習林など、産官学が連携した豊富な研修フィールドを使用します。

【写真】林業経営体施業地での造林実習
造林実習(林業経営体施業地)
【写真】簡易架線集材装置の運転特別教育
簡易架線集材装置運転特別教育(21世紀林業創造の森)
【写真】林業経営体施業地での間伐実習
間伐実習(林業経営体施業地)
【写真】高性能林業機械の実習風景
高性能林業機械実習(林業経営体施業地)

学生の学び舎となる本館(研修・研究棟)、全天候型実習棟、林業機械整備棟は、開校に合わせて林業・木材産業の資源や技術を駆使したシンボリックな木造として整備しました。これらの建物は、最先端の木造建築として多種多様な架構を用いるなど建物自体が教材として使用できるほか、木材の持っている調温・調湿機能、柔らかい触感、リラックスできる木の香りなど、五感で木の良さを感じながら学ぶことができます。なお、栃木県林業大学校の構造材は全て栃木県産木材を使用しています。

本館(研修・研究棟)

【写真】木造建築の本館(研修・研究棟)の外観
【写真】県産木材を使用した本館の内観
【写真】木のぬくもりを感じる講義室
【写真】本館エントランスの夜景

全天候型実習棟

【写真】全天候型実習棟の外観
【写真】全天候型実習棟での屋内実習の様子

林業機械整備棟

【写真】重機が格納された林業機械整備棟の外観
【写真】林業機械整備棟の内部