その他の取り組み

病害虫対策

カシノナガキクイムシによる
ナラ枯れ被害対策

カシノナガキクイムシは、体長5mm程度の小さな虫です。成虫がナラ類等の樹木を穿孔して、ナラ菌を杭内に持ち込むことでナラ枯れ被害を発生させ、被害木は葉が赤く変色して枯死します。
県内では、令和2年度に県南地域で初被害が確認されて以降、被害範囲は県内全域に広がりつつある状況となっております。
本県では、「栃木県ナラ枯れ防除対策基本方針」に基づいて、監視、駆除、予防のそれぞれの対策方法により、被害早期発見に務めるとともに被害木の駆除対策等による拡大防止に取り組んでいます。

【写真】ナラ枯れ被害で根元に堆積したフラス(木くず)
被害を受けた樹木 (フラス発生状況)
※フラス:穿孔時に発生する粉状の木くず
【写真】ナラ枯れで葉が赤褐色に変色した樹木の遠景
被害を受けて葉が赤く変色した樹木(遠景写真)

クビアカツヤカミキリをはじめとした
外来カミキリ対策

クビアカツヤカミキリは中国や朝鮮半島が原産のカミキリムシです。幼虫がモモやサクラなどの樹木を食害し、枯らしてしまいます。
県内では、平成29年度に初めて被害が確認されて以来、被害地域や生息確認拠点が年々拡大している状況です。
このため、県では、県内市町と連携・協力しながら、県民への普及啓発はもとより、被害木の伐採や樹木への薬剤注入、防護ネットの巻き付けなど、被害の早期発見・拡大防止に取り組んでいます。

【写真】特定外来生物クビアカツヤカミキリの成虫
【写真】クビアカツヤカミキリの幼虫によるフラスと樹液

ヤマビル防除対策

近年、県内のヤマビルの生息域は拡大傾向にあり、山間地域における農林業従事者や観光客などを中心に、ヤマビルによる吸血被害が多数発生しています。
ヤマビルによる被害を食い止め、活力ある地域生活を継続していくためには、ヤマビルへの理解を深めるとともに、総合的な防除対策が必要です。
そこで、ヤマビル被害の防止に役立てていただくため、「ヤマビル対策マニュアル」と対象者別に簡易版のリーフレット「ヤマビルの被害から身を守るために」を作成し、個人や地域などにおける防除対策をまとめています。

【写真】吸血したヤマビルをピンセットで除去する様子
【写真】落ち葉の上を移動する吸血性ヒルのヤマビル