とちぎの森林の
現状と課題
人工林と林齢構成
人工林は
とちぎの森林のうち
約45%
本県の森林のうち、スギ・ヒノキ等の人工林は約15万5千haで、全体の約45%を占めています。戦後の拡大造林により人工林が増加し、天然林は減少しています。
人工林の
林齢構成が
高齢化
現在、木材利用期(45年生以上)を迎えた人工林は約8万5千ha(人工林面積の約70%)となっており、現行の伐採量(利用量)約40万㎥のまま推移すると、将来的に人工林の林齢構成が高齢化することが見込まれています。
高齢化した人工林の
活用と世代交代
利用期を迎えた人工林の活用と高齢化した森林の世代交代を図る必要があります。
現在のままだと、林齢構成の偏りが進行します。
森林所有の状況
森林所有形態の
不在村化
人口の高齢化や山村地域の過疎化により、森林所有形態の小規模化や不在村化が進んでいます。
所有地の
正確な把握が
難しい状況
住宅地・農地と比べて林地の地籍調査が十分に進んでおらず、所有地の正確な把握が難しい状況です。
相続や高齢化によって
森林の境界が不明瞭
相続や高齢化などを要因として、森林の境界が不明瞭になるケースが増えています。
所有者や境界が不明な森林が増え
適正な森林管理が困難
所有者や境界が不明な森林が増えているため、適正な森林管理(所有者との連絡や整備の実施など)が困難になっています。
野生獣被害の状況
野生獣による(主にシカ・クマ)
林業被害
野生獣(主にシカ・クマ)による林業被害は増加傾向にあります。特に近年、若い苗木や樹皮を食べるシカの被害が目立っています。
野生獣による(主にシカ・クマ)
食害の低減対策
伐採後に植林された苗木が野生獣の食害を受けやすく、その結果として植え直しや再生が妨げられる事例が増えています。植林後の被害を低減する対策が必要です。
スギ花粉症
花粉生産が盛んな
生育時期のスギが全体の
約95%
スギ花粉の生産が盛んな30年以上生育しているスギが全体の約95%を占めています。
スギ花粉症患者は
国民の
約4人に1人
スギ花粉症は国民の約4人に1人が罹患しており、患者数は3,000万人以上と推計されています。
戦後に植林された
スギの成長とともに
花粉症患者数は
増加傾向
戦後に植林されたスギの成長とともに、花粉症患者数は増加傾向にあります。
花粉発生量の少ない樹種への転換
現在の森林構成のままだとスギ花粉の発生が継続し、花粉症の負担が続くことが懸念されます。花粉発生量の少ない樹種への転換を進める必要があります。
